The King of Electric Guitar
Mosrite The Ventures Model



ゼロ・ハリは高校時代、昭和40年代の多くの高校生がそうだったように、ザ・ベンチャーズのコピーバンドからバンド活動に入りました。当時は髪を長くして、エレキギターを持って歩いているだけで「不良」だったんです。高校一年生の頃は、入学祝いに親父に買ってもらったゼンオン(全音)の1万2千円のエレキギターを使っていました。大学に入学して、社会人になってもバンド活動を続けて、フェンダーやギブソンをはじめ何十本というエレキギターやエレキベースを買い替えても、どうしても何れは手に入れたいと思っていたエレキギターがありました。高校生の頃には、とてもとても高値の華で、きっと一生買えないと思っていたエレキギターのロールスロイス「モズライト・ザ・ベンチャーズ・モデル」を遂に入手しました。毎日一緒に寝たいほど良いエレキギターです。


ザ・ベンチャーズと言えば、もう「パイプライン」と「ダイアモンダヘッド」です。高校に入学する前は、パイプラインのイントロの「テケテケテケテケ、、、」は、バイクのエンジンの音だと勘違いしていました。多くの当時のベンチャーズ・ファンがそうであった様に、我々も大学の頃には、「クリーム」や「ジミヘン」に明け暮れました。しかし、今聞いても素晴らしいのは、ベンチャーズの「サーフライダー」や「アパッチ」です。歳を取って初めて何か今までと違う音が聞けた気がします。

アートロックやブラスロックに憧れた大学時代は、壁の様な大型のアンプを使い、接続するギターコードにはストレートで、蘊蓄のある高価なベルデンのノイズレスコードに凝ったりしましたが、モズライトに似合うのは、やっぱり「白いスパイラルコード」だけです。同時に、ギターストラップも純正の鰐革仕上げの焦げ茶色が一番です。昔は、カッコ悪いとか嫌みだと思ったモノが、今になってとても素晴らしく感じられるようになってきました。